何かにつまづいた時は、偉人の名言集を見てヒントをもらうことがある。
今回刺さったのは、スティーブ・ジョブズの有名なあの言葉
最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ。
Deciding what not to do is as important as deciding what to do.
by スティーブ・ジョブズ（アメリカ合衆国の起業家、実業家、Appleの共同設立者の一人）
シンプルかつ合理的、徹底的に無駄を排除して「今やるべきことに集中する」
私は今「痩せる」という目標を立てて、それに向かって努力しようとしてるのに行動や思考が真逆のことをしている。
目標の大小はともかくこういうちぐはぐなことをしてしまうと、いつまでも目標に近づけず何も変わらない日々を送る事になる。
そして、自分にがっかりする。
そもそもの動機は「また自分の指輪をはめたい」だったが、自分の体や生活への理解を深めたことで、いつ倒れてもおかしくない状態だということを自覚した。
健康診断は5年ぐらい行ってない・・・怖い。
太る原因が「生活習慣がボロボロだから」というのがわかって、その対策がわかってもどれも「仕事」を理由に簡単には実行できずにいる。
そこで、何をするかではなく、何をしないかを考えてみた。
具体的には「何をしなければダイエットの目標を達成できるか」をリストに書き出してみた。
- 食べられる時に食べる不規則な食生活
- 睡眠前のブルーライト（動画、映画、ドラマ鑑賞）
- 間食
- 夜18時以降の仕事
これをしないことで、診断結果から分かった対策が実行できる。
まずは、簡単な「食べられるときに食べる不規則な食生活」これは、仕事の区切りをつけて無理やりにでも決まった時間に食事を取ることにする。
どんなに忙しくても昼食の時間は必ずきっちり15時までに取ると決めた。
ちょっと緩いけど、何事もまずはできることから始めるのが達成への第一歩だと思っている。
次に、睡眠前のブルーライト（動画、映画、ドラマ鑑賞）だ。
これは数少ない私の楽しみでもあったのだけど、睡眠を妨害していることは間違いないとよく分かっているので、思い切ってやめることに決めた。
私はテレビでAmazonのFire TV Stickで動画、映画、ドラマなどを楽しんでいるので、テレビの電源を抜いて縛って「テレビをつけるのがメンドクサイ」状況を作ることにした。
私のことだ「メンドクサイ」にはなかなか勝てないはず。
「間食」は、夕方のおやつタイムと、深夜～朝方の夜食タイムだ。
睡眠前のブルーライトをやめることで、寝付きが良くなれば夜食は取らなくてもすむかもしれない。
自信はないが、考えてもできるかわからないのでとにかくやってみる。
夕方のおやつタイムは、旦那との憩いの時間でもある。
これは私にとって本当に大事な時間なのでやめるわけにはいかない、というわけで、おやつの量と中身を変えることにする。
問題は「夜18時以降の仕事」だ。
フリーランスになると、恐らく誰もが通る道だと思われる「仕事を断るのが怖い」まさにこれだ・・・。
とはいえ、すでに自分のキャパを超えた仕事を請けてしまっているからこそ、午前3時までは大抵パソコン前で仕事をしているという事態を招いてるのだ。
私はそんなにできる子ではないから、仕事の効率が悪い。
お仕事の依頼をもらえるのはとてもありがたいことで、頼りにされるのは誰だってうれしい。
けど、健康を損なっては何にもならないのも事実だ。
痩せたい以前に、このままの生活を続けていたら、いずれ体調を崩して好きな仕事もできなくなるだろう・・・。
健康じゃなくなったら、何より大切な家族と楽しい時間を過ごすこともできなくなる。
本当に大切なことを忘れるな！
と、自分に言い聞かせた。
数日考えて、どうしても続けたい仕事と、そうじゃない仕事、関係を続けたい取引先とそうでもない取引先を分けた。
どうしても続けたい仕事、関係を続けたい取引先の仕事の量が、毎日平均18時には完了できる量なのかを考え断るべき仕事リストを眺める。
さて、どうやって断ろう・・・
いや何も断らなくても、自分の作業効率を上げる方針で考え直そうか・・・
外注先を見つければ仕事を断らなくても達成できるのではないか？
などなど・・・頭の中で葛藤が続いた。
～数日後～
何かを変えたいなら大きな変化が必要だ。
そのためには、中途半端に続けるよりもいっそ断ろう。
と、決意した。
決意した日、胃にずっしり重たいものを感じながら
「本当に大切なことは何か、今集中すべきこと『健康』のために、何をしないかを決めたんだ。あとは実行するだけだ。」
と唱えて寝た。
翌日、複数の取引先に頭を下げて今受注している仕事を完遂したらしばらく休業する旨を伝えた。
案外あっさりしたもので変わりはいくらでも居るのだと痛感した。
だが、これでいい。
世の中はそういうふうにできているのだから。
コメント